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靖国神社

東京都千代田区の九段北に鎮座する靖国神社は、明治以降における日本国内の内戦や、外地での戦争において戦没した軍人軍属を祀って鎮魂するための神社です。

もとは明治2年に大村益次郎が政府に建白して「東京招魂社」として創設されたものであり、現在のように「靖国神社」という称号が付けられたのは、明治12年のことになります。その際、明治天皇の勅裁によって、中国の歴史書である「春秋左氏伝」から、「国を安んじる」という意味の文言が採用されており、我が国の神道で古来用いられてきた祝詞「大祓詞」のなかにある「安国としろしめす」という一節にも通じるものがあります。

この東京招魂社の建白を行った大村益次郎は、戊辰戦争を指揮した長州藩の兵学者であり、明治初期に兵部省の初代大輔となったことから、「日本陸軍の創始者」ともよばれている人物で、神社の入口には、日本初の西洋式銅像として、彼の巨大な銅像がそびえ立っています。

現在、靖国神社に祀られている英霊は、江戸幕末から明治維新にかけて活躍した勤王の志士をはじめ、日清戦争、日露戦争、日中戦争、太平洋戦争などの対外戦争で亡くなった人々、あわせて246万柱以上となっており、毎年4月の春季例大祭、10月の秋季例大祭には、それぞれ多くの遺族らが集まります。また、戦後は我が国の古くからの盆行事をもとにした「みたままつり」も新たに開催されるようになり、全国の有志から、ちょうちんやぼんぼりが献灯され、世界平和の祈りが捧げられます。

靖国神社の境内には、英霊を祀る社殿とは別に、「遊就館」とよばれる博物館が開館しており、これは我が国随一の戦争博物館として、多くの外国人も観光で訪れる場所となっています。この遊就館の玄関ホールには、太平洋戦争で主力となった零式艦上戦闘機、いわゆるゼロ戦や、カノン砲、りゅう弾砲などが展示されているほか、内部には戦前の元帥刀、中世以来の甲冑などの武具、吉田松陰や坂本龍馬ら志士たちの遺した書状、国産の村田銃などの貴重な品々が収蔵されています。

また、境内にはヤマザクラやソメイヨシノなど、武士の精神にも通じるとされるサクラの木が400本以上植栽されているため、今ではサクラの名所としても知られており、毎年春になると、多くの花見客で混雑します。

ちなみに、靖国神社の境内にあるソメイヨシノは、気象庁が桜の開花宣言をするにあたっての目安としている「基準木」のひとつにもなっています。

 

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